医療に関する意見、日本人のあり方に関する意見


by rr4546
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

<   2012年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

24日、仕事場の創立記念日の講演「高齢者疾患―認知症、高血圧、糖尿病」が無事終了した。1時間30分の長丁場で、スライド70枚を使った講演であったが、多くの方が最後まで静かに聞いて下さった。スライド原稿を参加して下さった方に配布したが、これから受ける医療の参考にしていただければ嬉しい。参加者の中には、思いがけない方もおられた。一番嬉しかったのは小生の本を読んで感想を送ってくださったりしていた、兵庫の女医Kさんが、京都の西の果てにある会場に来た下さったことである。それまではメールのやり取りだけで、面識は全くなかったが、名刺を手渡され挨拶し、先生でしたかと瞬時のうちにうち解けることが出来た。昼食(来客用に職員が作っていた焼きそば)をご一緒して色々お話をさせていただいたが、思いは同じで気持ちのいい時間を持つことが出来た。高齢者医療も、何か偉い先生の話を聞けば、日常診療に役立つ時代は終わった。高齢者をたくさん実地で診ているもの同士が、自分の診療内容を公開し、多くの人たちと検討を加え、高齢者医療の質をたかめる時代になっているとの認識を共有できた。今でも、講習会というと、実際の現場ではそんなはずじゃないということを自信たっぷり話すその道の権威の講義を拝聴するのが慣例になっている。そろそろそんな儀式みたいなことは打ち止めにするべきであろう。
選挙も近いのであろう、民主党の地元の国会議員北神氏も来られた。90歳以上の人が壮年期と同じ検査や投薬を受けるシステムを目指しておられるようであるが、治療も違うことが多くて、そのような制度は患者に無用な苦しみを与えるだけであることを強調しておいた。さすがに元財務官僚上がりの彼は「現在の医療制度を持続させると、日本は滅びる」と指摘していた高名な今は亡き大学時代の恩師の名をあげて、わたしの意見に耳を傾けていた。彼は高齢者医療制度に賛成なのだろうか、反対なのだろうか。ただわが国の医療費が先進国の中で16位とかであると、わが国が医療費をケチっているようなコメントも忘れなかった。医療費の額ではなく、医療内容が問題で、金額は少ないけれど、わが国は世界のトップレヴェルの医療を贅沢に行っていることを強調しておいた。ともあれ、お偉方の先生だけで、医療の将来を話し合うのではなく、現場で真面目に取り組んでいる名もない医師を集めて、これからの医療について話し合う仕組みを作ってもらいたいとお願いしておいた。名刺をみると、経済産業大臣政務官となっていた。私の話したことが、行政側に反映されることはないであろう。厚労省と関わりのある人であればよかったのになどと思ったが、結果は同じであろう。
忘れていた。1週間前の日曜日、私の所属するN区医師会の総会が京都ホテルオオクラであった。その際お会いしたN区医師会副会長で、認知症地域連絡協議会で指導的役割をしているK先生に、講演を聞きにきてくださいとダメモトでお誘いしておいた。驚いたことに、お忙しい身でありながら、日曜日の午前中の講演を聞きにきてくださった。真面目な先生もおられるのである。
お前の講演内容はどうだったのかと問われれば、受付に用意しておいた私の5冊の「高齢者疾患の特徴とその対応」がすべてさばけたので、本を求めて下さった方がいるということは、参考になったと思って下さった方も少なからずいたということだと一人で納得している。
ただ是非来てほしかった、素人で医療番組作りに関わっているマスコミ関係者や、よき高齢者対策の仕組み作りをしている行政側の役人は誰も来なかった。また色々フラストレイションを感じなければならないであろう。彼らはどこから情報を集めて、仕事をしているのであろうか。

by rr4546 | 2012-06-25 14:12 | 医療関係 | Comments(0)

糖尿病講演スライド表題

6月24日の講演用スライドが出来上がった。高齢者の介護・医療に携わっている人、高齢者医療に頑張っておられる人、身内に高齢者を抱えて苦労されている人、これから高齢者と関わろうと計画している人そして高齢になったときの病気のことを心配されている人どなたにも役に立つものにしたい。おいでになる方すべて歓迎。ただ参考になる講演かどうかは講演者自身も確信がない。聞いてからのお楽しみということでご容赦を。
糖尿病講演スライド
1 糖尿病の診断
2 糖尿病のタイプ
3 血糖コントロールはなぜ必要か?
4 糖尿病の合併症
5 作用機序別の糖尿病治療薬
6 高齢者糖尿病の特徴
7 血糖のコントロール目標
8 高齢者糖尿病の治療方針
9 ビグアナイド薬変更後のHbA1cの変化
10 ビグアナイド薬投与の際の注意点ー乳酸アシドーシスー
11 高齢者糖尿病治療のU型現象
12 高齢者の生活

by rr4546 | 2012-06-18 14:43 | 医療関係 | Comments(0)

高血圧講演スライド表題

1 高齢者の高血圧
2 降圧の目標値
3 高齢者高血圧の原因
4 高齢者高血圧の特徴
5 Non-dipperタイプの高血圧
6 高齢者の血圧上昇の機序
7 降圧薬の種類と作用機序
8 高齢者の降圧療法
9 高齢者高血圧に対する降圧薬の選択順序と目標値
10降圧薬服用中の注意点
11The lower、the better?
12降圧薬の臓器保護作用
13降圧薬服用後ADL低下と転倒した症例
 

by rr4546 | 2012-06-15 16:12 | 医療関係 | Comments(0)

認知症講演スライド表題

6月24日の講演の準備に忙しい。昨年上梓した「症例から学ぶ高齢者疾患の特徴とその対応」金芳堂から抜粋してスライドを作ればと、高を括っていたら、なになにこの一年間で学んだことも結構多い。やっと認知症の項のスライドが出来上がった。聞きに来て下さる方の参考になればと、スライドの表題だけをここにあげておきたい。よくわかったと言われるような話をしなくては。高血圧、糖尿病のためのスライド表題も準備ができ次第ブログにアップする予定。

講演スライド表題―認知症
1 認知症とは?
 A 中核症状
  B 周辺症状(BPSD)
2 中核症状
3 大脳の脳葉とその働き
4 認知症の種類―中核症状からの分類
5 周辺症状(BPSD)
6 アルツハイマー型認知症の診断
7 アルツハイマー型認知症の進行ステージ
8 中核症状の治療
 A 薬物療法
B  非薬物療法
9 アルツハイマー型認知症の中核症状の薬物療法
A アセチルコリンの上昇
B NMDA受容体チャネル阻害
C 根治治療法
10 アルツハイマー型認知症の進行遅延薬一覧
11 中核症状の薬物療法と効果
12 アセチルコリンの働き
13 NMDA受容体チャネルの働き
14 アルツハイマー型認知症の薬物療法には副作用がある
15 中核症状の非薬物学的アプローチ
16 脳活性化リハビリテーション
17 BPSDの治療
  A 非薬物療法
  B 薬物療法
18 認知症治療の基本理念
19 改変した「私の姿と気持ちシート」
20 改変センター方式でアプローチしてADLが著明に改善した症例
21 認知症は適切な介助が基本
22 BPSDの薬物療法
23 BPSDに使用する抗精神病薬の分類
25 認知症と精神科
26 認知症の早期診断・早期治療
27 アルツハイマー型認知症の発症メカニズム仮説
28 アルツハイマー型認知症発症の予防法はあるか?
29 認知症と誤診される疾患
30 認知症は医療の対象ではなく、介護を中心に対応する

by rr4546 | 2012-06-12 09:46 | 医療関係 | Comments(0)