医療に関する意見、日本人のあり方に関する意見


by rr4546
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創立8周年記念挨拶

 ただ今より、創立8周年記念行事を始めたいと思います。まず無事8年目を迎えられたのは施設を喜んで利用してくださるお一人一人、若いスタッフの献身的な働き、ボランティアの方々のお陰であり、皆様方にお礼を申し上げたいと思います。
 私も最後のご奉公とここにお世話になって二年がたちました。当初想像していた以上に老健施設は、高齢化社会を迎えた現在、お年寄りだけではなく、ご家族にとっても大変大切なところであるとしみじみと思っています。大事なところである以上なんとか充実した施設にしたいと願いながら二年間を過ごしてきました。
 老健と一言で言いますが老健はまだまだ発展段階で、望ましい老健はどうあるべきかについては現場で働くわたし達もまだよく判っていません。世間の方々は、老健は高価な薬は使わない、必要な治療が受けられないところであるという漠然としたイメージを持っておられるのではないでしょうか。
 最初に私どもの施設は、高価な薬だから使わないと言う方針を採っていないことを申し上げておきたいと思っています。高価でも医学上必要があれば躊躇なく投与しています。又施設で対応できない疾患が見つかれば近隣の専門の医療機関に紹介させていただいています。自分が歳をとったときに入ってもいい施設を作ろうと頑張っていますので信頼してご利用いただきたいと思います。
 そして現在、わたし達は施設の仕事を充実させるために医師、看護師、介護士そしてリハビリスタッフの役割についての見直しを進めています。限られた医療器具や薬の手持ちでどこまで治療が行えるかを試みていますが、想像した以上に色々な疾患の対応ができることがわかりました。専門の医療機関の受診がかなり減りました。さらに施設では医師のいない場合が多いですので、看護師が独立して、容態の変化した患者に対応するためのマニュアルの作成、介護士は介護というルーチンワークで忙しい毎日を送っていますが、ルーチンワーク以外の専門領域を持つべきであると、口腔ケアー、脳活性化リハビリのための音楽療法、園芸療法そして回想療法を皆で協力して介護の専門領域を充実させる取り組みを進めています。リハビリは転倒を防ぐためと一人で用をたすートイレに一人で行けるようにの二つに絞って機能と筋力強化に取り組んでいます。これらの試みを積極的に推し進めて老健での医師、看護師、介護士、そしてリハビリスタッフの老健ならではの役割を作り上げたいと思っています。幸いこれらの取り組みを通して得られた成果は今年8月京都で行われる第19回日本老健施設全国大会で「老健施設での看護師の役割―緊急処置のガイドライ作成」、「施設利用者ケアのためのセンター方式の導入―簡易式センター方式による脳活性化リハビリテーション」そして「新しい口腔リハビリテーションの開発」として発表する予定です。学会場で同じ職場で働く若者からの意見を聞くのを楽しみにしています。現在わたし達が取り組んでいることをご紹介させて頂きました。
 なお今日の8周年記念ですが、先ず最初に京都桂病院リハビリセンター部長の宮崎博子先生の「摂食嚥下障害―その人らしく食べるために」のお話を聞くことになっています。高齢者の摂食嚥下障害は臨床的にも重要な問題で色々対策を取らなければならない分野です。皆様方も色々と参考になると思いますのでお楽しみ下さい。午後の部は演奏会や健康体操などの出し物を準備しました。売店、屋台なども出ますので最後までお楽しみいただきますようよろしくお願いいたします。

by rr4546 | 2008-06-24 20:59 | 医療関係 | Comments(0)