医療に関する意見、日本人のあり方に関する意見


by rr4546
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FACEBOOK転載  超高齢者社会で充実させなければならない分野は何か?

25日、第12回目の絵画教室を行いました。稲本ご婦人が持ってきてくださった画材は戌年にちなんだ犬の置物や縫いぐるみでした。7人の参加者は嬉しそうに見事な絵を書き上げました。作品をご覧あれ。
患者の選定や、絵画教室の前準備を、忙しい勤務の合間を縫ってやってくれる介護福祉士のK嬢と作業療法士のS嬢の献身にはいつも頭が下がります。
多くの超高齢者がわが国に溢れる時はそこまで、いやすでに来ています。フレイルの患者や多臓器に障害のある患者を守るために、あらゆる分野で努力が払われていますが、高齢者の穏やかな老後を確保するために最も充実させなければならない分野は一体なんだろうかといつも考えさせられます。
医療では絶対にない。加齢で増加する認知症一つとっても医療が貢献できることは現時点ではほとんどない。加齢に従って進行する疾患に対しても、医療は無力であろう。加齢は確実に進むし、不老長寿の薬がない以上、致し方ない。
高齢者を医療の対象にすることは私の少ない経験からも、薬害まがいの患者を生み出している場合のほうが多い気がする。過剰な降圧や血糖管理、新規薬(DOAC等)惹起性皮疹、認知症の早期診断や鑑別診断のいい加減さと抗認知症薬による副作用の見落とし上げたらきりがない。アセチルコリンを増やす治療をしながら、抗コリン作用を持つ薬をがばがばと投与する。血圧もThe lower、the betterでない場合がある。予後や術後のADL低下を考えない安易な外科的処置の適応も、大いに議論すべきであろう。
高齢社会の中で、医療者が不老長寿の薬を持つ仙人のように振舞うことは厳に戒めなければならないであろう。
自立に障害が出た人たち(健康そうに見える人でも、70歳を超えれば若者に力を借りなければならない)にとって、もっと必要とされるのはparamedicalなスッタフ、特に介護に携わる人たちである。絵画教室一つをとっても彼らの協力がなければ続けられない。私は写真を撮るだけである。

高齢者たちの問題をよく理解している介護に携わる人たちに対する感謝と敬意が社会全体に広がるのを願わざるを得ない。いや感謝と敬意が深められなければ、超高齢者社会は殺伐としたものになるであろう。

画像に含まれている可能性があるもの:室内

by rr4546 | 2018-01-26 23:04 | 医療関係 | Comments(0)