医療に関する意見、日本人のあり方に関する意見


by rr4546
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寄り道  ADASとSIB No4 ADASによる薬効判定 No1

認知症薬の効果は医師の臨床的観察ではっきり認められない。ADASだSIBだと実地医家には馴染みのない海外で開発された認知機能テストでAlzheimer型認知症(AD)患者に認知症薬の効果が確認されていることを述べている。製薬会社の製品概要をみると、ADASやSIB以外のNPI、ADCS-ADL-severe、CDR-J、DAD,MENFIS,BEHAVE-ADなど門外漢にはその詳細がわからない検査法で薬効が確認できたと印象深いデータが掲載されている。
ただそれらのデータの詳細からでも、AD患者を苦しめる近時体験記憶障害、場所や時間の見当識障害、日常機能遂行異常、概念的思考破たんときには失認や失行をどのように改善させたり、進行を遅延させたりするかについて論ずることは至難である。いやできないと言った方が正しいであろう。この薬効ゆえにClinician’s Interview- based Impression of  changes(CIBIC plus-J―その詳細についてこの論考の最後に紹介する)による検討では認知症薬の効果がほとんど確認できないのであろう。
臨床の現場で認知症薬を投与している実地医家には認知症薬の効果は実感できないとAD患者を診ている医師を戸惑わせている。いや戸惑わないで、効果や副作用に思いをはせないでせっせせっせと認知症薬の処方を切っている。
今回は軽度から中程度のAD患者に保険診療が認められている脳のアセチルコリンを増加させるアリセプト、レミニール、リバスタッチの3種類の薬に、どのような効果があるかについて治験で検討されたADASの成績を紹介して、どのような領域に効果があるのか、投与後の効果をどのように観察するべきかについての私見を述べておきたい。
オリンピックでのわが国の若者の活躍を見るのに時間をとられたり、熱さで熱中症まがいの意識レベルの低下があったりで、一日も早くコウノメソッドを批判的に紹介したいが、原稿を書く気力がわかない。いやマインドコントロールされた人を解除する方法がないことを知っているからかもしれない。読んでくださる人はわずかであり、わざわざ言い訳をするほどのことではないか。自分の怠惰を戒めるために雑文を載せておく。


by rr4546 | 2016-08-26 18:04 | 医療関係 | Comments(0)