医療に関する意見、日本人のあり方に関する意見


by rr4546
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よき高齢社会のために  No.6 アリセプト薬害  No.3

アリセプト5mg問題
 アルツハイマー型認知症は発症のメカニズムがまだ充分に解明されていないので、根治的に治療できる薬は現在のところない。わが国で認められている認知症治療薬は、認知症症状の進行を抑えるアリセプトだけである。アリセプトは認知症の増悪を止めて症状を安定させる、あるいはいわゆるボケを軽快させて、ボケから患者を開放させる働きがあるわけではない。ただ対照に比較して、認知能テストの悪化が緩除になるという効果しかない。アリセプトの臨床効果については後述する。
 投与の原則は3mgを先ず投与して副作用がなければ5mgさらに10mgに増量することになっている。ただ3mgは有効用量でないので1-2週間以上投与しないこととの但し書きがついている。健康保険での投与が認められる前に治験が広く行われ、このような投与規準が確立されたのであろう。この投与方法に大変な問題があるのである。保険診療の根幹を揺るがすようなことが臨床の現場で行われ、それを手助けするために3mg、5mgそして10mgの錠剤の他にアリセプトを1mg以下でも分包できるアリセプト細粒が製薬会社から提供されている。治験データが治験データとして然程信頼されていない。
 ここに神経疾患の専門病院として広く信頼されているところで働く神経内科医がわたしのもとに送って来た患者の情報提供書の一部を紹介する。
続く

by rr4546 | 2009-02-23 17:50 | 医療関係 | Comments(0)