多くの認知症患者はinnocentな幼児のように老いていく
2017年 09月 22日
9月21日 小生のFACE BOOKからの転載
「本日第8回絵画教室を行いました。講師の稲本ご婦人がいろいろ工夫して手足のある人形ではなくて、シンプルな姿をしたこけしと、季節感のあるほおずきを持って来てくれました。参加者は軽度、中程度あるいは重度の認知症患者ですが、いずれも色彩豊かな作品を仕上げてくれました。稲本ご婦人が絵の具を食べたり、騒いだりするのではと心配しておられますが、生徒さんはいずれもニコニコと作品つくりに励んでいます。
施設には20人定員の認知症病棟があります。認知症患者は精神的不穏、介護拒否、不潔行為など厄介な周辺症状があるといわれていますが、私のところではそのような患者は皆無。そうそう毎日新聞のW記者が来られた時に、これが認知病棟なのと驚いていたのを思い出す。
介護士たちの心のこもった介護と周辺症状を引きおこす可能性のある薬の管理さえ的確に行えば、認知症患者でも残された人生を穏やかに送れると確信しています。認知症患者は大変だ大変だと苦労話に精を出しているのは誰だ!
身内に認知症患者が出てもご心配されないよう。」
暴れたり、人に迷惑をかける認知症患者に出会った経験はほとんでない。稀な例を除いて(小生は経験していない)、大部分の認知症患者はinnocentな幼児のように老いていかれる。
by rr4546
| 2017-09-22 07:21
| 医療関係
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